2018年03月13日

春らしい色合いで再度チャレンジのハンドバッグ

歴1年、昨年の暮れに黒のハンドバッグを完成させたTさん。

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次は色違いで、同じようなタイプのハンドバッグを・・・、より完成度を上げていきます。

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前回とほぼ同じ厚みですが、少し堅めの革を選択・・・、シボも以前より細かめのタイプですね。

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前作同様、かっちりとしたフォルムにするため、0.8oのボンテックスを心材として使うようです。
ただ、前回の経験を活かし、若干手順を替えて進めてみます。

なかなか研究熱心ですね。

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形としては、分割の通し胴で、マチは“帯マチ”、そして入れ口は“天マチ”スタイル・・・。

更には“アオリ”と言って、開口部は2つ以上に分割されていて、本体の口はファスナーで開閉でき、それ以外の口はオープンにしてある構造です。

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ヘリ返しやミシンステッチもかなり上手ですね〜! かばん歴1年とは思えぬクオリティです。


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最後に“帯マチ”周りを縫い付けて・・・、

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完成〜!

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春らしい色合いのハンドバッグが仕上がりました。

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※スミマセン、出来はいいのに、写真がブレブレで・・・。

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因みにこちらが前作・・、季節や洋服に合わせて使い分けできそうですね。

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2018年03月08日

ダレスバッグ作りB〜縫製から完成編

さて、それぞれのパーツの下処理が済んだのでいよいよ組み立てです。

ダレスバッグ縫製@.jpg

まずは底マチと横マチを縫い合わせていきます。

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この辺りはミシンでも縫えなくはないのですが、今回は全て手縫いにて進めることに・・。

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その後、内部の仕切り板をマチの革で挟み込むようにして糊で留め、縫い進めます。

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革には既に菱目抜きで穴が空いていますが、中仕切り板にはこの段階ではまだ穴が空いていません。
なので、このように革の穴をガイドにしながら菱目キリで仕切り板に穴を開けながら縫い進めていきます。

右利きの場合、右手側からキリで穴を開け・・・、

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そのキリを抜きながら左手の針をまず差し込み・・、

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右手側からも針を通します。

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この時、左右の針の位置関係(今回の場合左手が下で右手が上・・)をずっと繰り返して縫い進めていくことが重要です。

同じルーティーンを繰り返していかないと、綺麗な縫い目にならないからです。

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中仕切り板とマチが縫いあがりました。

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その後は前・背の胴を貼り合わせ・・・、


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同様にチクチク・・チクチク・・チクと・・。

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最後は、胴口周りに口金を貼り合わせ・・・、

ダレスバッグ縫製K.jpg

またしてもチクチク・・・チクチク・・チクチク・・・・・・・・・・。

この手縫い作業・・・、大変そうに見えるかもしれません・・・。
いや実際大変ではあるのですが、やったことのある人はお分かりだと思いますが、なぜか止められません。

多分、作業中大量のドーパミンが出ているからだと思います。

以前も書いたことがありますが、中国のメダリスト達は休憩時間を使って刺繍や手編みを積極的に行っており、それが選手のパフォーマンスを上げる重要な要素として認められ、強化合宿等のプログラムに取り入れられているとのこと・・・。

また逆にドーパミンが低下すると、物事への関心が低下します。ドーパミンの不足による病気にはパーキンソン病があり、運動の調整や姿勢の維持、さらに多様な自律神経症状が出る病気として知られています。

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ということで、完成〜!

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ただし、綺麗なステッチにならないと逆にストレスを感じますので、正しい基礎知識で是非チャレンジしてみて下さい。

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2018年02月28日

ダレスバッグ作りA〜革の裁断編

続いては型紙を基に革の裁断です。

一般的にはもう少し大きいのですが、今回はサンプルということもあり、やや小さめに設定・・・。

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断面の磨きが出来ない革質なので、心材をベースに“ヘリ返し”で仕上げていきます。

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ですので、8o程のヘリ返しシロを採り“ゼロ漉き”+“段漉き”と2回に分けて漉きを施しております。

ダレスバッグ革裁断B.jpg

前・背胴には今回0.8oのボンテックスを心材として使ってみました。

ダレスバッグ革裁断C.jpg

金具の根革には、同じ“パビラス”の茶を使ってバイカラーで・・・。

ダレスバッグ革裁断D.jpg

根革部分だけは先に手縫いを施しておきます。
なぜなら裏地を付けてからだとステッチが裏地側に出てきてしまうためです。

同様の理由で、ダレスバッグの場合ここでベロを留める為の錠前を付けなければいけないのですが・・・、
この錠前をなかなか買いに行けず、(というか買う機会はいくらでもあったのですが・・・ずっと放置状態にしてしまって・・・)2年程空いてしまった、というのが真相です。


こちらは底マチ部分・・・。

ダレスバッグ革裁断E.jpg

多くのダレスで見られるのが、バッグ内部の仕切り板部分・・・。

この仕切りを底・横マチと一緒に縫っていくのですが、元厚のままだとかなり厚みが増し、作業効率・見た目ともに悪くなりますので、このように“部分漉き”を施しておきます。

ダレスバッグ革裁断F.jpg

このように漉き機の“抑え”を25oのモノに替えて・・、

ダレスバッグ革裁断G.jpg

こんな感じです。
最初は通常の漉きの仕方とは異なりますのでチョット難しいですが、慣れてしまえば・・・、
生徒さんでも何人かはこのパターンで漉きを行っております。

この部分漉きをマスターできると、かなり製作できる作品のバリエーションが広がりますので、まだの方は是非チャレンジしてみて下さい。

ダレスバッグ革裁断H.jpg

横マチの2枚も同様に漉いていき・・・、

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裏地を貼り付け、それぞれのパーツの裁断作業は終了となります。

次回、いよいよ縫製作業へと入ってまいります。
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2018年02月27日

ダレスバッグ作り@〜金具作り編

2年程前ですか・・・・、
ダレスバッグのサンプル作りの記事を掲載しておりましたが、中途半端なところで終わったうえ、ずっとそのままになっておりましたので、3回くらいに分けて一気にご紹介です。
※2年前の記事⇒http://sakaiworks-bag.sblo.jp/archives/20150927-1.html

ここのところ、革手袋や帽子づくり、はたまた手染め等本来の鞄づくりからは少し離れた感じの記事が多かったので・・・、

そろそろ本業へと軌道修正です。

こちらは、以前購入した“ハンドベンダー”。

ハンドプレートベンダー.jpg

こちらを使ってダレスの口金部分を作成していきます。

浅草橋辺りへ出向けばダレスの口金は多少入手できますが、費用も掛かりますし、なんといってもサイズが限られてしまいます。

ホームセンターで入手できるアルミの平角棒であれば材料費は(数百円程度)だけで済みますし、またサイズ感も自在に決められます。


ダレスバッグ金具@.jpg

F型クランプでしっかりと固定し、

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糸ノコでまずは切断です。
スチールだと少し手間が掛かりますが、アルミであれば差ほど難しくはありません。

ご自身で作るものであれば、外枠・内枠共にアルミ(3o厚)でも十分でしょう。

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こちらはポンネジの穴あけ作業・・。
こちらもアルミであれば差ほど問題はないでしょう。

切断・穴あけが終わったら、断面を磨いて・・・、

ダレスバッグ金具C.jpg

ハンドベンダーで“曲げ”の作業に取り掛かります。

下の写真のように、まずは口金の型紙を作成します。

ダレスバッグ金具D.jpg

平角棒の厚み、長さ、幅等を決め図面を起こしていきます。

この時注意しなければならないのは、革の厚みも考慮したうえでの作図がひつようになるということです。
折角苦労して口金を作っても、革の厚み分を忘れてしまうとしっかりと“閉まらない”口金になってしまうので、ここは慎重に進める必要があります。

ハンドベンダーでの“曲げ”も写真のようにマジックで2〜3oおきに印をつけ、少しずつ曲げていくので、差ほど難しくはないと思います。

ダレスバッグ金具E.jpg

こちらは、口金の開閉の軸になる“ポンネジ”と呼ばれるものです。

ダレスバッグ金具F.jpg

ネジだけでもいいのですが、やはり金属部がむき出しになるのは見た目的に・・・、ということで、革で包みこんでます。

ダレスバッグ金具G.jpg

因みに、今回はサンプルということもありあまり高級革は使わず“パビラス”という多少起毛されたクロムの革を使用して作成していきます。


ダレスバッグ金具H.jpg

この様にしっかりと糊で口金を巻き込むように包み込み、金具部分が見えないように仕上げていきます。

ダレスバッグ金具J.jpg

ここまでで、取り敢えず口金部分は完成となります。

ダレスバッグ金具I.jpg

次回は革の裁断編へと進んでいきます。
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2018年01月27日

グレーの手染め、リベンジでラウンドファスナー作成

先週靴の手染めを行ったところ、思い通りのムラ感が出せず結果黒い靴になってしまったので、取り敢えずは革小物でリベンジです。

ラウンドファスナー財布@.jpg

何回かに分けて色を入れ、乾かしているところ・・・。

今回はグレーだけでなく、“コバルトブルー”と“ネイビー”といった青系の色出しも行ってみました。

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内側はベージュ系の革を持ってきて、表側とのメリハリをつける感じで・・。

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小銭入れ部分、カード入れ部分、そしてマチを組み立てて・・・、

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最後に、表胴とミシンで周囲を縫い合わせ・・・、

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完成〜!

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今回、グレーは初めて使いましたが、なかなか面白い色です。

2日位に分けて何度も重ね塗りをすることにより、色に奥行きを出しているのですが、塗る濃度によってはブラウン系に見えたり、ブルー系に見えたりと・・・。


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色々と応用の効きそうな色味なので、今回は試験的に100tで買いましたが、次は500tで購入しておこうと思います。

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ブルー系の方は、チョット濃すぎたかな・・。

気持ちとしては、もう少し明るめの“爽やか系”の青をイメージしていたのですが・・・、

ラウンドファスナー財布D.jpg

少ししつこく入れ過ぎたよう・・。次回に期待です。

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2018年01月26日

複雑な構造・・・、2wayショルダーバッグが完成〜!

前回、自前の革でお洒落なリュックを作成したKさん・・・。

KさんリュックH.jpg

その革がまだ余っているとのことで、今度はショルダーバッグを作ることに・・・。

KYさんショルダーバッグ@.jpg

これまでは“胴 + マチ”といった、鞄の構造としては比較的シンプルなものを作ってこられましたが、今回は、色々な要素が複雑に絡む構造のバッグとなります。

形としてはクラッチバッグとしても使えて、着脱できる肩紐を付けるとショルダーバッグとしても使える、いわゆる“2way仕様”のカバンです。

コンパクトな見た目の割には、収納スペースが全部で4つあるので、整理のしやすいバッグといえるのではないでしょうか・・。

KYさんショルダーバッグA.jpg

で、何が複雑かというと、すべてがいわゆる“内縫い”となっており組み立ての順番をしっかりと把握しておかないとやり直さなければならない・・・、という構造です。

※尚、製作過程はこちらで以前ご紹介しております。
http://sakaiworks-bag.sblo.jp/article/181794540.html

ということで、いきなり完成です。

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肩紐を付けたショルダー仕様・・。

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表側は2つ折りになっているので、肩紐を外せばクラッチバッグのようにも使えます。

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こちらは内側・・・、敢えて黒の別革で作られており、表側のバッグと胴の部分で縫い合わされています。

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表側と内側の間にも収納スペースがあり、ここにDカンを隠すように縫込みショルダーの着脱ができるような構造になっています。

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色々な場面で使い勝手の良さそうなカバンとなりました。

Kさん、ここのところ大作が続いたので、次はチョット息抜きで簡単なお財布作りに挑戦です。
posted by tomo at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房

2018年01月12日

一枚の革で色々作ってみるD(最終回)〜レザーキャップも作ってしまえ〜!・・・の巻

このシリーズ、しつこくてスミマセン・・・。

革手袋の試作でかなり革を使ったつもりでしたが、まだ中途半端に残っておりまして・・・。

帽子作り(キャップ編)@.jpg

ということで、これまた以前から作ってみようと思っていた帽子作り、レザーキャップに挑戦です。

ブリムと呼ばれる帽子のつばには0.8oのスライサーを、またトップ・サイドのクラウンには0.3oの布ワッペンを芯材として貼りつけております。


帽子作り(キャップ編)A.jpg

こんな感じで10oのシロを採り縫い割ったところ・・。

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ミシンで縫い割ってなだらかな曲線を出す、というのがカバンや革小物にはあまりない部分でしょうか・・。


帽子作り(キャップ編)B.jpg

帽子っぽくなってきました。


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ブリムの先端部分には、形状を記憶してくれる“クラフトコード”を入れるのですが・・・、

帽子作り(キャップ編)E.jpg

こんな感じで縫い代部分に“からげ縫い”をしておきます。

帽子作り(キャップ編)F.jpg

・・・形としてはまあ、こんな感じで良いとは思うのですが、やはりブリムはスライサーでは柔らかすぎるような・・・。


“あり”か“なし”かでいえば、“あり”なんですが・・・・、自分の好みではないというか・・・。

ま、取り敢えず最後まで仕上げてみて・・・、ということで、


帽子作り(キャップ編)G.jpg

裏地の布を貼り、

帽子作り(キャップ編)H.jpg

後ろの長さ調節部分はDカン2個でまとめる感じですね・・・。

と、一通り試作を終えたところで・・・、

@ブリムはカチッとさせたいので、堅い心材がいいかな・・・と、あと
Aやはり革なので、普通のキャップより少し重いような・・・。

ということで、本番です。


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心材は1.5oのベルポーレンを入れてみました。
う〜ん、いい感じ!

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あと、クラウンパーツには裏地を敢えて貼らず革のみとし、その代わり裏地でデニム素材を使ってみました。
結果、重さはあまり変わらず、130g程・・・。

色々調べてみても、帽子の場合“頭囲”や“深さ”、“つば”の長さ位しか表記が無く、あまり重さは重要視していないようなので、こんなもんなのでしょう・・・。

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ということで、ひと月程で“いろいろなもの”を作ってみました。

結構面白かったので、今後も暇をみては色々と作っていきたいと思います。
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2017年12月28日

一枚の革で色々作ってみるC(番外編)〜本格革手袋を作ってみる〜の巻

12月に入ってから“一枚の革で色々作ってみる”というタイトルで@〜B迄、様々な革小物を作成してきました。

が、まだ半分以上革が余っていたので、以前から作ってみようと思っていた“革手袋”の試作を行うことに・・・。

その人の足に合わせた靴が作れるのだから、手袋も作れるだろうと・・・。

革手袋試作@.jpg

まずは靴づくり同様、採寸です。
某革手袋のオーダーメイドを行っている工房の㏋等から、採寸方法をチェック・・・。

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基本の型紙等もチラッと出ていたので、それをヒントにまずは靴づくりの感性で進めてみることに・・。
ネットで情報を探していると、量産型の手袋の場合はこの様な形の金型でどんどん革を抜いていくようです。

ということで、この形をベースにまずは片手分を作ってみると・・・、

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お〜、ちゃんとした手袋になりましたね〜!
でも、親指が異常に長い〜! ははっ(笑)

手を入れてみると、指又が少し窮屈に感じたことと・・・・、

なんといっても縫いにくいっっ!

手縫いなら何とかなりそうなんですが・・・・、ただ今回はミシンでの作成を考えていたので“作り易さ”優先で独自に考えた挙句・・・、

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型紙をこんな感じで修正してみたました。こっちの方が何となく“手”っぽいし・・・。

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指の長さを微調整し、指同士の間を少し開くことで、革漉きやミシンが縫いやすくなるのではないかと・・・。


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あちゃ〜!
全然ダメですね・・・・。
もはや人間の手ではなくなって来ているような・・・。


ということで、やはり基本に戻って再試行です。

指又部分をどうするか・・・、うぅ〜・・・。とにかく情報が少ないっ!

日本の情報だけではやや限界があったので、更に海外の情報もチェックしてみると・・・、

おっ!ロシア語やドイツ語、はたまた北欧らしきところから新たな情報がっ!

予想通り、やはり寒い地域から様々な情報が出ている模様・・・。


革手袋試作F.jpg

ということで、指又部分を海外情報を交えながら3つめの試作へと・・・。

革手袋試作G.jpg

おっ、大分よろしくなってきましたっ!
手の甲にステッチを入れることで、表面上のたるみが消え、いい感じ・・・。


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ただ、今度は親指回りの可動域がチョット気になって来たので、更に色々調べると・・・、

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どうも親指部分は、こちらの形が主流のようです。

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縫い方が少し複雑なのですが、慣れると問題なさそう・・・。
簡単に説明すると、写真のアルファベット同士を合わせるわけですが・・・、例えば左のパーツのA〜Bの辺、B〜Cの辺を右パーツの同位置に合わせ縫っていく感じです。

勿論、型紙作成の段階で、各アルファベット同士の長さをしっかりと合わせなければいけませんが、カバンや革小物の型紙が作れる人ならば、差ほど難しくは無いかと思います。

革手袋試作K.jpg

ということで、今収集できる情報を全て詰め込んで両手分を一気に裁断っ!

これらを組み立てていきます。

先ほども書きましたが、今回は全てミシンでの内縫い(縫い目が見えない方法)で進めていきます。(手の甲の波縫いのみ手縫いです。)

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お〜、いい感じです。

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親指の可動域がかなり広がり動かしやすくなったことと、まさに手にピッタリ合っている感じがします。

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と、ここまでの試作で手袋だらけ・・・。




ということで、完成した手袋を2〜3日付けてみて感じたことは・・・、

@なんといっても革が堅過ぎ・・・。
今回の革はカーフ(牛)の1.0o厚なのですが、少しハリがある為、手袋には向いていないようです。
(手袋を付けたままポケットの鍵を取り出したり、財布から小銭を取り出すとき等・・・。)
A指先の長さの微調整が必要。
これもやはりピッタリ合わせないと、手袋を付けた状態で色々不便。(何かを掴む時や、指先でボタンやスイッチを押したりするとき等・・・。)

ということで、更に型紙に微調整を施しつつ・・・、

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ラム革を使って、いよいよ本番です。
こちら“プロンジェ”という、フランスの高級ラム革・・・。
市場でこの革の手袋を買うと、おそらく3〜4万はすると思います。


因みに先ほどのAの指先問題とは、こういうことです。

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グーにした時、人差し指・中指・小指の3本には、たるみが出ています。
このたるみ、つまりここに隙間が生じていることが、指先で行う様々な動作の支障に繋がるということです。

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写真の青いラインが当初の縫い割りステッチ部分ですが、改めてその下(銀ペンのライン)で縫い直しをすることで微調整が可能です。

ということで、こちらが指先長さを微調整した後の状態・・・。

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たるみが無くなっています。

これが、とても重要です。

市販のレザーグローブだとどうしてもこのたるみが出がちですが、手作りだと最後に微調整ができるので、まさにその人の手にピッタリと合わせたものができる、ということですね。

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なかなか、いい勉強になりました。

あとラム革って他の革と違い、革の中に“空気の層”があるとのことで、保温効果があるせいか実に暖かいです。

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この冬大活躍してくれそう。

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次は“ペッカリー”の革で手縫いバージョンも作ってみようと思います。

また、生徒さんでも革の選択さえ間違えなければ、手にピッタリと合わせた手袋ができると思いますので、興味のある方は是非お声がけください。
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2017年12月20日

可愛らしい青色トートが完成〜!

日曜クラスのTさん・・・。

Tさん青トート@.jpg

前作では黒のショルダーバッグを完成させましたが、次はお母さまへのトートバッグを作ることに・・・。
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こちらは本体型紙。

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前回はご自身で購入されてきた柔らかめの黒い革を使っておりましたが、今回は工房にある青い“パビラス”という革をチョイスしました。

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革漉きも、かなり上手くなってきましたね・・・。

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内装部分は、ご自身で購入されてきたストライプの布地を使う模様・・・。

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内側ポケットのひとつはファスナー仕様で、額縁として同じくパビラスを使っております。

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本体の入れ口は“天マチ”という、新たな技にも挑戦です。
天マチはマグネットで開け締めできるような形ですね・・・。

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こちらが、内装+見付けに先ほどの天マチを付けた状態・・・。

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内側には先ほどのファスナーも含め、全部で3つのポケットが付くようですね・・。

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外側・前胴にも大きめのポッケを縫い付け・・・、

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最後に持ち手と本体、内装+見付けと、持ち手、本体を一気に縫い上げ・・・、


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完成〜!

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次回は、別の革でまたトートバッグを作成予定・・。

更に完成度の高いバッグを目指します。

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2017年12月18日

一枚の革で色々作ってみるB(ヘリ返しのバリエーション)〜2つ折り札入れ編

さて、“ヘリ返しのバリエーション”としてご紹介してきたこのシリーズも第B弾迄来ましたが・・・。

最終回の今回は『2つ折りの札入れ』となります。

実は5年程前に一度作成し、当ブログでもご紹介していたのですが(この時は試作の様子のみでしたが・・・。⇒http://sakaiworks-bag.sblo.jp/archives/20121016-1.html
改めての登場です。

まずは“カード入れ”部分です。

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前作・長財布のカード入れのパターンは一枚の革に切り込みを入れただけなので、革の重なりをさほど気にする必要はありませんでしたが、こちらは段々に重ねていく構造の為、より“革漉き”が重要になってきます。

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最後の一枚を貼り、右側(財布の中央より)をミシンで縫い上げたところです。
因みに、今回も内装はライトベージュのシャンタンを使用しております。

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右側のパーツは“小銭入れ”のマチ部分の一部を組み立てたところ・・・。

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こちらは、小銭入れの“カブセ”(いわゆる蓋の部分)・・・。
最終的に、カブセ等の折り曲げて使うパーツは、このようにある程度癖付けをした状態でステッチを掛けていきます。

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裏にはホック(正式には“ハンシャ”もしくは“隠しホック”といいます。)のオスをこの段階で付けておきます。
通常のホックであれば、後付けでも構いませんが、使用時に少しでも厚みを抑える為この場合“ハンシャ”の方がいいでしょう。


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この部分は開け閉めでそれなりに負荷のかかるパーツとなりますので、“スライサー”や“テキソン”等の心材を入れております。

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これで小銭入れ部分が完成しました。

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財布の土台となる生地(“中”といわれます。)の中央に薄く全漉きした革“見付け”を貼り、その左に“カード入れ”、右側に“小銭入れ”を配置した状態です。

ようやくお財布っぽくなってきました。

札入れ部分も2層にしている為、もう一枚“中”を段差を付けて貼り合わせ、いよいよ最後に“胴”本体を縫い合わせていきます。

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ここでも、前回ご紹介した“へり裁ち棒”が大活躍です。

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こういった“革漉き”の技術で仕上がりが大きく変わるような革小物づくりには、欠かせない道具ですね。

ということで、完成〜!

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小銭入れの裏(ハンシャ・オスの背中側)と、“中”から右側へのスペース・・・、

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またカード入れの裏(中の左側)にもポケットがあるので、カード類なら10枚位は入ると思います。

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“菊寄せ”も・・・、まずまずですが、まだまだ精進精進・・・。

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ショルダーバッグ(クラッチとの2way仕様)から出てきた、財布類やブックカバーが全部同じ柄・・・・。

ちょっと話のタネになりそう・・・。

最初に書きましたが、革一枚の材料費は¥6,000弱ですので、こういった作り方も経済的で面白いと思いますが、いかがでしょうか?

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