金木犀薫る今日この頃・・・。
ようやく秋めいて参りました。
気候が良いせいでしょうか、昨晩は、なぜか有名人気モデル・ユッ〇ーナから告白をされるという夢を見る・・。
特別にファンというわけでもないのですが・・・。
しかも、それを断り続けるという・・・。
なんとも贅沢な夢でした。お陰様で今朝は、ここ数ヶ月で最も気持ちの良い目覚めの朝でしたよ。
まあ、そんな話しはどうでも良いのですが、先日お話したお財布作りの続きです。

型紙はこんな感じで・・。
前作は表も裏もタンニン革を使った高級志向でしたが、今回は教室で余った端革で・・。

いわゆる“磨き”が出来ないので、しっかり“縁返し”をしていかないと・・・。
全体の厚みを0.8mm位にし、縁はプラス8mmとりました。

内側については今回シャンタンでこんな感じに・・・。

札入れは“お札用”と“領収書用”の2層仕立てにするので、上部のみ薄皮を縫い上げた“仕切り”を挟みます。
次は折りたたみ財布のいわゆる内側部分・・。
ベースとなる部分を作って・・・、

シャンタンと革の間に、芯を挟み込みます。

シャンタンのみだと、特に小銭入れ部分に関しては数年で硬貨の擦れで破れてしまうので、この辺はしっかりと補強が必要な部分でしょう。

続いてはカード入れ其の一。
この辺は前回の財布とまあ同じような感じですかね・・。
重なる部分を少しずつ斜めにカットして、極力膨らまない様に、というのが注意点ですね。
革の厚みは、0.4〜0.5mm位が理想です。

で、財布全体の“フタ”を取付けますが、このフタの内側はこれまでの接着芯では少し弱いので、接着芯プラス、0.2mm厚の“塩ビ板”を挟み込み、“張り”を持たせます。

更に、今回小銭入れは“蛇腹式”にして、たっぷり収納・・。

革、シャンタン、接着芯と、どんどん厚みが増していきます。
この辺りの革も0.4前後の超極薄での漉きとなります。
まあ極論を言ってしまえば、この仕様の財布は“漉き”がすべてかな、と・・。
破れないよう、精進が必要です。

で、小銭入れの反対側にもカード入れ其の二を・・・。
今回は、全部で9ポケット。表面の一枚のみ収納のポッケと、重ねて入れられる部分で、まあ20枚位は軽く収まるでしょう。

で、最後に札入れ部分と小銭入れ&カード入れ部分を縫い合わせて完成〜!
“縁返し”は通常5mm位が目安ですが、ここまで厚みが増す場合は、やはり8mm位はないと、最後縫い上げるのが大変ですね。

今回は試作ということで、余った革で仕上げ、改めてホンチャンという予定でしたが、これで財布が計3つになってしまいました・・・。
財布が増えても、お金が増えるわけでも無く・・・、まあ、気が済んだので、ホンチャンはまた気が向いた時にでも進めようかと・・。