という訳で、大分前に完成したシステム手帳です。
センターに金具が入っているところや、カード入れが付くところから、まあ作り方としては“ブックカバー”と“財布”の複合技といったところでしょうか・・。
まあ、技と言うほどたいしたことはやっていませんが・・・。

まずは型紙です。
今回金具は、精度と頑丈さで世界一といわれているドイツ製の“KRAUSE”(クラウゼ社)の6リング、バイブルタイプを使用します。なので、それに合わせてサイズ出しを・・・。

まずは内側右半分のカードいれ部分を作成。
この辺りは“お財布編”で説明したので省略です。

左側のポケットもしっかり糊付けし、中央には金具のジョイント部が出るよう切込みを入れて・・。
ポイントは、金具の両脇に心材を補強しておくことですね。
なぜなら、手帳を閉じた時に書類を止めるリングが当たって、表側にその跡が出てしまうから・・。
今回は内側にボンテックスをあてがいましたが、固めの革を直接縫い付ける方法もありです。

因みに裏から見るとこんな感じに・・・。
今回革は、イタリー製INCAS社のカーフ(1.2mm厚)を使用。
チョット柔らかいので0.8mmのボンテックスを全体に挟み込んでます。

表側には手に馴染み易いよう、スポンジを入れてみました。

ペン刺し作って・・・、

糊止めして・・・、

表側にはベルトを付けて・・・、

グルリを縫い合わせて、あっという間に完成〜!

最後にリングを嵌め込みますが、ここは慎重に・・・。
何せ、ドイツが誇る世界一頑丈な金具・・、一度カバーに装着すると壊さない限り外せません。



ん〜、いい感じ・・。
特に書き込むほど、スケジュールはありませんが・・・、なにか?