胴とマチと玉ぶちの厚みが5mm厚と、若干不安を抱えつつもいよいよ縫製です・・。

片面はまあ、大丈夫ですよ・・。
これまでもこのくらいの厚みはやってきましたから・・・。

際から4mmくらいを、ほぼ平行に縫えてます。

問題は、もう片面です。
これだけモノが長いと、重みとかでなかなかキレイに縫えない・・・。
ということで、とても写真撮ってる場合ではないので・・・、

いきなり縫製後の写真です。
やっぱり先っぽのΦ80mmのカーブは多少苦戦を強いられましたが・・・。
縫った後ひっくり返してみました。
まあまあですかね・・。

でもって、内縫いのはみ出た部分にテープで巻き込んで、更に縫製して、完成〜!!



写真にはありませんが、底面には2mm厚アルミの鉄板を、底面内側にはスポンジとボンテックスを縫込みフジタカの底鋲を打ち込んで固定してあります。
もちろん、胴にも内側にはスポンジ素材を入れてありますので、楽器保護の為の処置は施し済み。
チョットくらい高いところから落っことしても、大丈夫ですよ〜。
でもって、ご依頼主にお渡ししたところ、早速中身を入れた状態の写真が送られてきました。

しっかり収まっているようですが・・・、
あ〜、やっぱりチョット大きかったかな・・・。
モノが入らない、というのが一番怖かったので、少し余裕をもたせた設計でしたが、やはり少し長すぎた感が否めません・・・。

ただ、依頼主さま、
“他の楽器(ケーナ)も入る〜!”
と喜んで?頂いているようで・・・。
本来の機能以上のポテンシャルを発揮したようです・・。