これまでは靴も含め刷毛を使って染めましたが、今回は指と布を使った方法で小銭入れを作ってみることに。

まずは黄色+茶色・・・。
最初は黄色を段階を経て入れていき、次第に茶を混ぜながら色を重ねていきます。
この様な染色方法を単に“ぼかし”とか“スフマート染色”といい、古くはダ・ヴィンチのモナリザなどにも使われていた絵画の技法のひとつです。

もう片方は、黄土色+牡丹の合わせ技・・・。

こちらは、マチ部分ですね・・・。
一番手前のモノは空色の単色ですが、やはり“ぼかし”をいれてます。

こんな感じで組み立てて・・・、
本来はミシンで一気に縫い上げる予定でしたが、茶系のモノはアルコール染料を使った影響か、革がやや堅くなっておりミシンで縫いにくくなってしまったので、

最後の胴回りのみ手縫いをしていくことに・・・。

チクチクチク・・・。

こちらは、紫+黒を入れてます。
以前靴を染める際、グレー+黒で失敗し、結果真っ黒にしてしまったので、今回は慎重に・・・。
しかし慎重すぎて、結果あまり黒が反映されておりませんが・・・。

イメージとしては、全体的にもっと明暗をはっきりと出したかったのですが・・・。
前回のラウンドファスナーに関しては、色が入りすぎてしまいましたが、今回は逆に少し弱かったようです。
ただ、大分感じがつかめてきたので、次回は理想的な色が出せそうな予感・・・。

こちらは“黄”+“茶”(アルコール染料)。

こちらは“黄土”+“牡丹”(水溶性染料)・・・。ギブソンのレスポールをイメージしてみました。

こちらは“空”(水溶性)単色・・・。
前回、これに“紺”を入れて濃くなり過ぎたので今回は単色で染めてみましたが、やや深みが足りないですね・・・。

右の“紫”は後半“黒”を入れているのですが、ちょっとビビってしまったのか、メリハリが弱いかな・・・。
いずれにしても、前回・今回でかなり要領は掴めてきましたので、次回更に理想に近づけていこうと思います。
