なにやら子育てママさんを中心とした女性からの評価が高かったとのこと。
そんな中、当工房でもリュック作りを進めているのがKさん・・。

これまで、トートバッグ、ボストンバッグ等を順調に作成してきましたが・・・、

こんな感じの、お洒落な“大人リュック”の完成を目指します。

なるほど・・・、確かにオサレですなぁ・・・。
前胴&背胴&マチといった一般的な形状ではなく、前胴とマチが一体化したようなちょっとした変則スタイルですね・・・。
なんだかイマイチ完成形のシルエットが見えてこなかったので、取り敢えず縮小版で試作を作ってみることに・・・。

なるほど、なるほど・・・、

何となくわかりました・・・。
ということで、早速本番の型紙を作成・・・、

でかっ!!
これなら“anello”に負けない位、いっぱい入りますね〜!

これは何をしているかというと・・・、

革の縫い代部分を“粗し”ています。
こういった内縫い構造のバッグは、革の表(銀)面同士を糊で貼り合わせてミシンに掛ける為、とうしても糊がはがれやすくなります。
ミシン縫いの最中に剥がれるととても厄介なので、革の表面に傷をつけることで剥離を防ぐ大事な下処理のひとつですね。

こちら、背胴側がほぼ出来ました。

続いて、本体ファスナーをミシンで縫い合わせてます。

こちらは、側面に付けるファスナーのようですね。

リュックを背負ったままで、脇のファスナーからも出し入れができるような構造にするようですね。

ファスナー口がへたらないよう、裏面にも革の額縁を付けます。

ショルダーのテープを縫い・・・、

サルカワ&コカンも貼り合わせ・・・、

最後にグルリを内縫いして・・・、

完成〜!

こちらは背中側・・・。

側面からみるとこんな感じ・・・、そうそう昔の給食でよく出てきた“三角牛乳”のような形・・・。
て、古っ!!
多分40台以上じゃないと分からないだろ〜な〜・・。

とってもオサレに仕上がりましたよっ!