
その革がまだ余っているとのことで、今度はショルダーバッグを作ることに・・・。

これまでは“胴 + マチ”といった、鞄の構造としては比較的シンプルなものを作ってこられましたが、今回は、色々な要素が複雑に絡む構造のバッグとなります。
形としてはクラッチバッグとしても使えて、着脱できる肩紐を付けるとショルダーバッグとしても使える、いわゆる“2way仕様”のカバンです。
コンパクトな見た目の割には、収納スペースが全部で4つあるので、整理のしやすいバッグといえるのではないでしょうか・・。

で、何が複雑かというと、すべてがいわゆる“内縫い”となっており組み立ての順番をしっかりと把握しておかないとやり直さなければならない・・・、という構造です。
※尚、製作過程はこちらで以前ご紹介しております。
⇒http://sakaiworks-bag.sblo.jp/article/181794540.html
ということで、いきなり完成です。

肩紐を付けたショルダー仕様・・。

表側は2つ折りになっているので、肩紐を外せばクラッチバッグのようにも使えます。

こちらは内側・・・、敢えて黒の別革で作られており、表側のバッグと胴の部分で縫い合わされています。

表側と内側の間にも収納スペースがあり、ここにDカンを隠すように縫込みショルダーの着脱ができるような構造になっています。

色々な場面で使い勝手の良さそうなカバンとなりました。
Kさん、ここのところ大作が続いたので、次はチョット息抜きで簡単なお財布作りに挑戦です。