革手袋の試作でかなり革を使ったつもりでしたが、まだ中途半端に残っておりまして・・・。

ということで、これまた以前から作ってみようと思っていた帽子作り、レザーキャップに挑戦です。
ブリムと呼ばれる帽子のつばには0.8oのスライサーを、またトップ・サイドのクラウンには0.3oの布ワッペンを芯材として貼りつけております。

こんな感じで10oのシロを採り縫い割ったところ・・。

ミシンで縫い割ってなだらかな曲線を出す、というのがカバンや革小物にはあまりない部分でしょうか・・。

帽子っぽくなってきました。

ブリムの先端部分には、形状を記憶してくれる“クラフトコード”を入れるのですが・・・、

こんな感じで縫い代部分に“からげ縫い”をしておきます。

・・・形としてはまあ、こんな感じで良いとは思うのですが、やはりブリムはスライサーでは柔らかすぎるような・・・。
“あり”か“なし”かでいえば、“あり”なんですが・・・・、自分の好みではないというか・・・。
ま、取り敢えず最後まで仕上げてみて・・・、ということで、

裏地の布を貼り、

後ろの長さ調節部分はDカン2個でまとめる感じですね・・・。
と、一通り試作を終えたところで・・・、
@ブリムはカチッとさせたいので、堅い心材がいいかな・・・と、あと
Aやはり革なので、普通のキャップより少し重いような・・・。
ということで、本番です。

心材は1.5oのベルポーレンを入れてみました。
う〜ん、いい感じ!

あと、クラウンパーツには裏地を敢えて貼らず革のみとし、その代わり裏地でデニム素材を使ってみました。
結果、重さはあまり変わらず、130g程・・・。
色々調べてみても、帽子の場合“頭囲”や“深さ”、“つば”の長さ位しか表記が無く、あまり重さは重要視していないようなので、こんなもんなのでしょう・・・。


ということで、ひと月程で“いろいろなもの”を作ってみました。
結構面白かったので、今後も暇をみては色々と作っていきたいと思います。