⇒http://sakaiworks-bag.sblo.jp/archives/20171107-1.html
なんとか気を取り直してリュックサックの完成を目指します。

こちらは、ショルダーベルトの長さを調節する為の尾錠部分・・。金具はシンプルにシルバーで・・。
次に、今回は内縫いなのですが“玉縁ち仕様”にする為のパーツ取りです。

バッグ作りでいつも困るのが、このような細長いパーツをどう取るか・・、です。
上の写真を見ていただくとお分かりだと思いますが、25o幅で長さ100o近く取っています。
すると銀ペンで描かれたテープ状の左側部分の革が、全て無駄になってしまうんです。
ここでは“玉縁ち”用のパーツ取りなので、いわゆる革の“伸び方向”は無視しておりますが、これが“持ち手”や“ショルダーベルト”のパーツ取りになると、革の伸びも考慮に入れなくてはならず、結構な無駄革が発生してしまいます。
なので、最初に載せた“尾錠”周りの細かなパーツ等は、こうして出てきた無駄革部分を上手に使って作っていくわけですね。

ということで、玉縁ちパーツが完成・・・。中には2oのポリ芯が入っております。
こちらは“ショルダーベルト”の革部分・・・。

今回は全て革にはせず、半分をナイロンテープ仕様にしていますので、革パーツは600o位ですかね・・・。
上述のとおり、あまり長くとると材料費が上がるので・・・、経費削減です。
こちらは“背胴”部分です。

今回、初めてメッシュ素材を使ってみました。(背胴の上半分がメッシュ)
市販のリュックなどでもよく使われている素材ですね。
革以外の素材ということで、やや“高級感”は薄れますし、また“耐久性”も多少落ちる、という見方もありますが、軽量化という意味では素材としてはアリだと思います。
生徒さんでも“使ってみたい”という方も出てくると思い、実際工房のミシンでキレイに縫い上げることが出来るのか?ということを確認する意味でも今回取り入れてみました。
ということで、前胴+底マチ+背胴を縫い合わせた状態。

今回は、いわゆる“通し胴”という構造で、マチとはこの後一気に縫い上げるパターンです。

この様に、胴+玉縁ち+マチを全て糊で仮留めし、尚且つクリップで剥がれないようして一気にグルリを縫い上げて・・・、

完成〜!

メッシュの部分も差ほど違和感なく縫えたので、今後素材としては“アリ”ですね・・。

ミツバチと・・・、

お花・・・。

後は、この柄ですね・・・。
電車の中で隣の人に気づかれたら恥ずかしいだろうな・・・と思い、使うかどうか悩んでいる今日この頃・・。