
心材を貼った表胴と底・横マチの縫製のところまででした・・・・。

今回は、写真のような“天マチ”といわれる、かばんの上面部にファスナーと一緒に付けられるマチを付ける、というのが特徴の鞄です。

入れ口については、同革を薄く漉いたテープを巻き付けて縫い上げるパターン・・・。
その時に登場するのが、これまでも何度か登場してきた、“逆抑え”です。

通常、工房に置いてある【TE-5】や【TE-6】のような右アームのミシンは、針孔の左側に“抑え”がくるのですが、写真のように針孔の右側に“抑え”が来ています。
これで、ストレスなく綺麗に縫えるというわけです。

なんとか無事に縫い上げることが出来ました。
このあと、内側のはみ出た薄革を“市切り”という道具で切り落として、綺麗に仕上げていきます。

ということで、かんせい〜!

型紙づくりから全てご自身おひとりで進めてきました。



こちらは、合間に進めていた、同素材で作った“杖入れ”用の巾着・・・。
嬉しいおまけですね。

お母さま、喜んでくれそうですね。