
次は、小銭入れを作成中・・・。

まずは、型紙の精度や革漉きの厚みの確認をするため、床革を使い試作を作ってみました。
型紙や革の厚みを微調整し、いよいよ本番へ・・。
今回はお父様へのプレゼントということもあり、高級レザー“栃木レザー”でチャレンジです。
一部ポストミシンを使いましたが、どうしてもポストだとタンニン等デリケートな革の場合、“抑え”の跡が付いてしまうことが・・・。
“余り気にしない・・”という人もいるのですが、(売り物でも薄っすら残っていたりしますので・・・)
“凄く気なる”というTさん・・・、

抑えが通る道筋に“マスキングテープ”を貼って縫ってます。
ただ、この場合もマスキングテープを一緒に縫わないよう、慎重に・・・。

こちら、“箱マチ”といわれる部分が仕上がりました。
この部分は、本体を閉じたとき折りたたまれる部分になりますので、厚みは0.6〜0.7oに“全漉き”を施しております。
Tさん、“漉き”の技術も大分向上しましたね・・。

本体(胴)に慎重に貼り付けて・・・、

こちらは、トータルの厚みが2o強になりますので、アームミシンにて縫い進めることに・・・。

最後に“ハンシャ”と呼ばれる隠しホックを打ち付けて・・・、

完成〜!

なかなかいい感じで仕上がりました。

Tさん、実は小銭入れだけではなく、同じくプレゼント用の“長財布”も作成予定・・。
今度は“風琴マチ”という、職人さんでも嫌がる(らしい)超F難度の技を取り入れるかどうかお悩み中・・。
是非チャレンジしてみて下さい。