2017年05月30日

ギャザー付シェルポーチ

スタートから3〜4月程で基礎カリキュラムを手際よく終えたTさん・・・。

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ギャザーを使った可愛らしいポーチを作りたい、ということで、まずは型紙づくり・・・。

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お〜、PCを使ってご自宅で作図してきたみたい・・。

ギャザーやプリーツについては基礎カリキュラムではお教えしておりませんでしたが、ご自身で正解を導き出してきました。

センスありますね〜。

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細かく数字も書き入れてます。

こういった、PCをうまく使いこなせる人、羨ましいです・・・。


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ブルーグレーの1.0o程の柔らかめの革を使って進めることに・・・。

ギャザーを寄せたいので薄めにしたいけど、全体的には“カチッ”とさせたい、ということで、部分的に布ワッペンやスライサーといった心材を貼り合わせてみました。


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内縫いは白の“玉縁ち”仕様で・・・。

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一目一目丁寧に縫い進めて・・・、

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完成〜!

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このポーチはご自身で使用するものですが、ほぼ同時進行で旦那様のキーケースも作成中・・・。

そちらの方は、初めての段取り等もあって少し遅れてしまいましたが、来週には完成予定・・。

旦那様、もう少しお待ちください。
posted by tomo at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房

2017年05月23日

未完?のダレスバッグ

靴とカバンを行ったり来たり、と相変わらずお忙しい職人Sさん・・・。

ここのところ“靴づくり”ブログでのご登場が多かったのですが、久しぶりに鞄の方でもご登場です。

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こちらは、3年ほど前、知人の子供用のバッグを作成していた時のご様子・・・。

Sさん、もう鞄に関しては私に殆ど聞いてきません・・・。
型紙からなにから、殆ど全てを自分で考えて進めてしまいます。

質問があるのは、2ヶ月に一回くらいでしょうか・・・。


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ということで、進めているダレスバッグを始めて見たときには、もうこの状態です。

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見事なものです・・。

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ダレス用の金具もマイ“ベンダー”で自宅で作ってきてしまいました。

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こちらは、取っ手と金具・・・。

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でもって、本体に“パカッ”とはめ込んで・・・。
※型紙とりがしっかり出来ていないと、ここが“パカッ”といかないのですが、流石Sさん、ピッタリです。

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チクチクチク・・・。

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この日の教室での作業はここまで・・。

普通は、次回の教室時にこの続きが行われるのですが、なんせSさんご自宅でも作業ができる環境なので、このダレスバッグをこの後見ておりません・・・。

タイトルの“未完”とは完成していない、ということではなく“完成形を見られない”という意味で付けました。
もうとっくに完成し、ひと様の手にお渡し済みなのかもしれません・・・。

なんだか、面白くて毎週見てきたドラマの最終回だけを見逃してしまったような、そんな切ない気持ちになる今日この頃・・・。
posted by tomo at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房

2017年05月16日

“ひらひらフリンジバッグ”で女子力アップ!

チケット制で靴を一足完成させた後、次はバッグ作りへと挑戦中のTさん・・・。

“ひらひらフリンジ”が、女子っぽい感じの巾着型のバッグの完成を目指します。

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まずは型紙・・・、底は楕円でこんな感じ・・・。

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それを基に革を裁断・・。因みに茶系のヌバックはご自身で浅草で購入されたもの・・・。
若干厚みが足りないような感じだったので、相談の結果“布ワッペン”や“スライサー”等の心材をパーツ毎に貼り合わせていくことで、ハリを持たせることにしました。

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ひらひらパーツを裁断中・・・。1本約10o感覚で1枚につき約40本・・・・。

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全部で4枚あるから、トータル160本・・・。

こういう単純作業って、楽しい・・・、
のですが、流石にこの本数だと、最後は目がチカチカしてきます。

女子力アップも大変なのです。

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こちらはショルダーの革紐と、巾着部分の革紐を縫っているところ・・。

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胴と横マチの間にフリンジを挟み込みながら縫い合わせ、筒状に組み合わせていきます。

次に内袋と、見返しを作成しようとしたところで、購入してきた革が微妙に足りないことが発覚っ!!

ううぅ〜っ! ガッテムっ!
※これは、私の心の声です・・。女子力高めのTさんが、こんな言葉を使うはずありませんので・・・。

ということで止むを得ず、工房に置いてある似たような茶系のヌバックで補うことに・・。

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まぁ、ほんの少し濃いめだけど、見返し部分で表からは見えないし大丈夫でしょうっ!

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内袋を縫い合わせ、

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ショルダーの革紐を本体に縫い付け、

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最後に巾着部分の穴を縫い合わせて・・・、

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完成〜!

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可愛らしい感じに仕上がりました。

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いっぱい使ってあげて下さいな。
posted by tomo at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房

2017年05月11日

夏場の“持ち手”作りは慎重に・・・。

かばん作り歴1年半、かれこれ10作程を完成させてきたKさん・・・。

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次は“ボストンバッグ”にチャレンジしたみたい、ということで・・、

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イメージとしては、こんな感じで完成を目指しております。

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イメージ写真よりは、もう少し高さを増して型紙を作り、自前のベージュの革で取り敢えず“マチ”と“胴”を裁断・・。

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今回は“落とし”の構造ではなく、各パーツ毎に裏地を貼り付けてから縫い付けていくパターンです。
Kさん、まだまだ苦手意識があるというミシンで内縫い作業へ・・・。

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片面(前胴)のみ縫い合わせたところ・・・。なかなかいい感じですよ・・。

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“玉縁ち”もいい具合に縫いあがったようですね。

でもって、同様に“背胴”も縫い合わせ・・、

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最後、持ち手の長さを決めているところ・・・。

“ハンド”にしては長すぎず、また“ショルダー”にしては短すぎず・・・・。
ということで、ビニール紐を使って絶妙な長さを決めていきます。

この時注意してほしいのは、夏場と冬場ではジャストの長さが変わってくるということ・・・。

よくありがちなのが、夏場の薄手の時(Tシャツ一枚等)に合わせて作ってしまうと、冬、コート類等厚手の衣類を身に着けている状態で肩に掛けようとするとかなり窮屈になってくることがあります。

なので、コート類を着た状態で肩に掛けてみて窮屈でない位の長さはキープしておいた方が良い、ということになります。

今回、この持ち手作りのタイミングはちょうど2月頃・・・、まさに厚手の上着が必需の時期だったので、コートを着た状態に合わせて作りましたが、夏場にこの作業を行うときには要注意ということですね。

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理想の長さを決め、革を裁断し・・、

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ガラ芯を中に入れて、

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持ち手が綺麗にできました。

でもって、本体と縫い合わせて・・・、

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完成〜!

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ご自身で用意された内装が、なかなかいい感じです。

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可愛らしい感じの“ミニボストン”・・・・。
オールマイティに活躍してくれそうですね。
posted by tomo at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房