2015年04月23日

新革紹介

パビラス各種.jpg

昨年暮れ、試験的に仕入れた新しい革“パビラス”・・。

取り敢えず、赤・青・黄の3色を取り寄せてみました。

パビラスバッグ@.jpg

厚みは1.2mmほど・・、靴にもカバンにも扱いやすそうな感じです。

革だけを見ても、なかなかイメージしづらいという方もいらっしゃるので、教室の空き時間でサンプルバッグを作ってみました。

パビラスバッグA.jpg

シンプルなハンドバッグ・・。
鞄教室の生徒さんが最初に作るカバンっぽい感じで・・。

28_1.jpg

こんな感じです。

28_5.jpg

ついでにトイレットペーパーホルダーも・・。

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なかなかいい感じ・・。

全部で11色あるそうなので、近いうちに他の色も取り寄せてみようと思います。
posted by tomo at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 鞄・小物作り

2015年04月04日

帆布バッグの落とし穴

バッグ暦2年のSさん。

前々回に引き続き奥さまからご依頼のバッグを作成中です・・。

221_1.jpg

今回は革は一部使いで、メインのパーツは帆布を使ったカバンになります。

奥さまが今も使用中のお気に入りの帆布製のバッグがあるのですが、少しサイズが小さいということで、同じつくりで少し大きめで、ということらしいです・・。

Sさん帆布バッグ@.jpg

底面は革を裁断し、胴部分はモスグリーンというか濃い目のカーキ色っぽい帆布ということで、

“まあ、革よりは簡単でしょうっ!”

という軽い感じでスタートしたのですが・・・。

Sさん帆布バッグA.jpg

この帆布のチョイスに思いもよらぬ落とし穴が・・・。

今回は厚み8号のものを使いましたが、どうやら厚すぎたようです・・。


革の場合、厚ければ革を“漉く”ということで、厚みを薄くすることが出来るのですが、布の場合はこの“漉き”ができません。

更には、革の場合いわゆる“切りっ放し”でも問題ないのですが、布は裁断した面がそのままでは解れてきてしまうので、“縁返し”をしてやらないといけません。

なので、裏地・持ち手・見付けなど、胴と重なる部分と“縁返し”で、厚みがかなり増してしまい、最も厚い部分で8〜9mmとかなりしんどいことになってしまいました。

TE-5ミシン.jpg

そんな中、今回活躍したのがこちらの"TE-5ミシン"です。

昨年暮れに購入したこのミシン、これまで"カバン用"で活躍してきた足踏みのTE-6よりも古いバージョンですが、モーター仕様にしてあるので、勢いをつければ、なんとか8mm前後でも縫えてしまいます。

ただ、クラッチモーターで速度調節が出来ないため、

"早すぎてコワイ〜!"

と生徒さんあまり使ってくれないのですが・・・、

しかし、今回は"そんなことも言っていられない"ということで少し練習して、

221_4.jpg

なんとか完成〜!

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オリジナルの完コピで仕上がりました。

苦労して縫い上げたので、オリジナルよりかなり頑丈で丈夫なバッグになったようです。

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但し、かなり重大なミスを発見・・。

Sさんの頑張りに免じて、ここでは敢えて申し上げませんが・・・。

最後の写真にヒントが・・。
posted by tomo at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房