歴3ヶ月のUさんは、いよいよ基礎カリキュラムの最終段階に突入・・。

本来はかんたんなポーチ作りですが、本格的なかばん作りを前に、少し応用編をやってみたいと・・・。
なかなかチャレンジャーですなっ!
普通、“前胴”と“背胴”そして“マチ”の3つのパーツを組み立てるのが、一般的な作りで、そのほうが各パーツの長さを出すのが簡単なのですが、今回はいわゆる“通し胴”といわれるもので、前胴と背胴が一体になっています。
更に胴そのものが緩やかなカーブを描くというデザインで、マチも通しという応用パターン・・。
直線部分が多ければ各パーツの長さを出すのはそう難しくはないのですが、全て曲線となると、その長さを出すのは結構面倒です。

お〜、計算してますなー!
どちらかというと、女性の方はメジャーなどで各長さを予め図って数字を出していく、“実践タイプ”が多いのですが・・・、いわゆる“右脳タイプ”ってやつですね。
ところが彼女は、
“理論的に数字が出ていないと気持ち悪いっ!”
という、典型的な“左脳タイプ”のようです。

ちなみに、こんな感じでこれまで仕上げてきましたが・・、

玉縁もキレイに縫えて、なんだか美味しそうなポーチが完成しました。
こちらは、歴2ヶ月目に入ったばかりのKさんのキーホルダー・・・。

曲線の裁断や、ミシン縫いを練習していただくために、
“なるべく直線ではなく、緩やかなカーブがあるような、シンプルなデザインを考えておいて下さい。”
とお伝えしたのですが、いきなりこんな複雑な絵柄に・・。
普通は楕円やハートマークといったシンプルなラインのデザインを皆さん考えてくるのですが・・。
まあ練習にはなりましたが・・。

そのお陰かどうか、小銭入れは、なかなか完成度が高いようです。
こちらは、前回登場のKさん・・。

前回のキーケースが好評だったようで、更に量産中・・。
みなさん、ご自身の身の回りのものを作っていくことを愉しんでいるようです。