これまで朝の連ドラなんて観た事ないのですが、今回は完全に嵌ってしまいました。
豪華な出演者ながらも、各キャラクターがみな超〜曲者揃い・・・。
ところどころに散りばめられた、“分かる人には分かる”ギャグで朝から笑わせてくれます・・・。
流石“クドカン”・・。秀逸な脚本で今後も目が離せませんな・・・。
と、まあ最近の時事ネタを冒頭にぶっこみ、久しぶりに鞄教室の話題です。
昨年暮れから鞄教室に通っていただいているTさん。
以前、別の鞄教室に通っていらっしゃったとのことで、経験値はなかなかのもの・・・。
そのTさんが、ご友人にセカンドバッグをプレゼントしたい、とお持ちいただいたのがこの写真・・。

どうやら2ROOMのセカンドバッグのようです。
そのご友人というのが、なんと某有名プロゴルファーとのこと・・・。
じぇじぇじぇ!!(‘jjj’)/
お仕事柄、結構古いお付き合いだそうで、以前にもご自身で作られた別のバッグをプレゼントされていて、よくテレビでもその鞄を持っているところが映し出されているそうです。
かっけ〜!!
まあ、上の太文字の意味は、是非“あまちゃん”をご覧になってみてくださいな。
ということで、サンプルの鞄の写真を色々な角度から見てみると、イマイチ構造がよく分からないところがチラホラと・・・。
“エイヤッ!!”と進めてしまうには、ちと不安があったので、今回は一度試作をしてみることに・・・。

これまでも度々出てきた、表面の“ぷっくら”感を出す為に、今回は“バイリーン”といわれる心材を入れてみました。
前胴と背胴には3mm厚のスポンジを入れて張りをだします。
但し、外縫いなので、写真のようにサイドは残して、曲がる部分に切り込みを入れています。
これは、外縫いの厚みが均一になるようにするためです。

ちなみに表側はこんな感じです。
今回の革は1.8mm厚ですが、本番もこれくらいでいいかな〜。
もう少し張りのある革の方がいいかも・・、といった感じです。
まあ、革やファスナーの色のセンスは問わないで・・・、あくまで試作なもんですから・・。

2ROOMなので、当然内張りは2つそれぞれ作ります。
ただ、現物を触ってみないとなんともいえませんが、この2つの間に、仕切りのようなものがあるような気がします。

今回は、先ほどのバイリーン(1mm厚)を挟み込みそれぞれ縫い合わせましたが、もう少し厚みがあった方がいいかも・・。
もしくは内張りをシャンタンみたいにもう少し張りのある素材を使うというのもひとつの方法ですね・・。

で、いきなり飛んじゃいますが、作っておいたマチと裏とを全部一気に縫い合わせて・・・、

完成〜!!
かなり端折りました〜。

しっかり2部屋・・。

センターのベルトをひっぱり上げると、持ち手になります。
全体的に、も少し張りのある革の方が良い気がしますが、そうすると外縫いが難しくなるし〜・・・。
底にはもう一枚革をはるか、内側に底芯を入れるかすると、もう少しカチッとしまりますが、やはり外縫いが難しくなるし〜・・・。
まあ、あとの判断はご本人にお任せしましょ。
試作とはいえ、折角作ったので使ってみたいのですが・・・。
いまいちセカンドバッグって・・・、
なんかオッサンくさっ!!
あっ、言っちゃったっ!!

という訳で後ろに調節可能な革ベルトを付け、自転車用のバッグとして使おうかなっと・・。