前回、口金部をチクチクと手縫いし始めたところで終了しましたが、お陰様で色々と小忙しくさせていただいておりまして、一週間ほど放置状態となっておりました。
一度流れが中断してしまうと、暫く興味が薄れるというか・・・、
“見て見ないフリ”的な状態が続くという悪い癖がまた出てしまう・・。
今、オーダーの靴を“アウトステッチ”製法で進めていますが、その流れでようやく再開・・。

始めちゃえば1時間程なのに、やっとこ口金周りが完成・・。

口金の閉まり具合もまずまず・・。やはり裏に厚みのある床革を貼り、3mm弱にしたのは正解だったようです。
いわゆるダレスっぽい“張り”がしっかり出てきました。
続いて、“持ち手”作りに・・・。

理想的な長さを測り、まずは型紙を作成・・、

本体同様、クロムなめしの革なので、コバを見せないよう“へり”は全部折り返すことに・・。
こちらもある程度の“張り”を持たせたいので、固めの薄い革を芯として使用。
で、筒状にミシンで縫い合わせ、今回は6mmの“ガラ芯”を入れようかと。
針金ハンガーを改造した道具を使います。改造といっても一旦伸ばして適当に曲げただけのものですが・・。

筒状の取っ手の中にまずは突っ込み、反対側は壁に引っ掛けて・・・、

二つ折りにしたガラ芯を筒の中に無理やり入れて・・・、

ぐ〜、と引っ張り出します。
あとは、端の処理をし、手縫い用の穴を空けて、本体金具にチクチクとまた手縫い・・・。

こちらもいい感じの張りが出ました。

最後に、金具に革紐を取り付け〜

中には鍵が隠れてました〜。

Kさ〜ん、大変お待たせしました。
※Kさん作成の靴はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/article/56847534.html
さて、次は書類鞄のデザイン考えよっと・。