2019年06月04日

鞄づくりの基本B〜腕ミシン『TE-5&TE-6』【下糸編】

2年程前に、このブログの新しいカテゴリとして[鞄づくりの基本]を設け、腕ミシンの『上糸編』を書きあげておりましたが、『下糸編』がほったらかしとなっておりました・・・。スミマセン・・・。

ここ数ヶ月でまた新たな生徒さんが入り、ミシンの基本をお教えするタイミングで、『下糸編』が無いことに気づきましたので、新人さんは『上糸編』と合わせてご一読いただき、復習の材料にしていただければ、と思います。

もちろん新人さん以外でも、まだミシンの扱いが怪しい方も若干いらっしゃいますので、是非ブログ右下の『カテゴリ』から再度お読みください。

腕ミシン下糸編@.jpg

こちらが下糸(ボビン)を収納するところ・・・。ミシン正面から見て左側面から取った写真です。(写真はTE-6ですが、TE-5もほぼ同じ構造となっております。)

家庭用ミシン等と異なり、ハンドルを回すとボビン自体がクルクル回るわけではなく、ボビンケースが半円を描きながら行ったり来たりする仕組みとなっています。

腕ミシン下糸編A.jpg

下から時計廻りに動き、上の写真の赤線迄きたら、今度は反時計廻りになり・・・、

腕ミシン下糸編B.jpg

上の写真のように真下まで来たら、また反転(時計回り)、この動きが繰り返される形になります。

腕ミシン下糸編C.jpg

ボビンケースの蓋は、ケースが一番真下に来た時しか開きませんので注意してください。
また、この時、“抑え”は必ず上げておくようにしてください。
※抑えを下げたままハンドルを回すと、抑えが削られてしまいますので・・・。

蓋が空いたら、使いたい下糸のボビンをケースに差し込みますが、糸を引っ張った時ボビンが“時計廻り”になるように差し込んで下さい。

腕ミシン下糸編D.jpg

差し込んだら糸を引きながら、上の写真の様に溝(2つあります)に糸を通します。(青い太線が下糸です。)

この角度だと分かりづらいので・・・、

腕ミシン下糸編E.jpg

真横からの写真です。まだ分かりづらいので・・・、

腕ミシン下糸編F.jpg

更にズームアップしてみました・・・、お分かりでしょうか?

腕ミシン下糸編G.jpg

溝@⇒溝Aの順で、写真の様に糸を溝に引っ掛ける感じです。

腕ミシン下糸編H.jpg

更に溝Aの奥に、写真(青い部分)“爪”のようなものがありますので、奥から爪の下に糸を収めてください。

腕ミシン下糸編I.jpg

これが真横から見た全体像・・・。
この時、糸を引っ張ってみて、下糸にテンションが掛かっているか必ず確認してください。(若干抵抗があります。)

この状態になってしまうと分からないのですが、溝2つに糸がしっかり通っていないと、テンションが掛からず、糸が“スルスル〜”と滑るように出てきてしまいます。(溝@が外れてしまっているケース。

もし、糸がスムースに出てきてしまうようなら、テンションが掛かっていない証拠ですから、再度ボビンを抜いてやり直してください。(⇒このミスが最も多い。ベテランさんでもたまにありますので・・・。)


ここまで来たら、後は簡単です。

腕ミシン下糸編J.jpg

左手で針に通した上糸(針穴への糸は左から右へ通してください。)を持った状態で・・・、

腕ミシン下糸編K.jpg

右手でハンドルを手前にゆっくり廻して(一回転のみ)あげると・・・、

腕ミシン下糸編L.jpg

上糸が下糸を絡めとりますので、上糸を軽く引いてあげると穴から下糸が出てきます。

腕ミシン下糸編M.jpg

これで、上糸・下糸のセッティングが終了・・・、いつでも縫える状態です。

因みに上の写真では上糸よりも下糸の方が太く見えます。今回は下糸を見えやすくするため敢えて太い糸をセッティングしましたが、上糸と下糸の関係性(太さ)も重要です。

原則は、“上糸の太さ”=“下糸の太さ”が良いのですが、下糸の方が1番手だけ細いケースもOKです。

“上糸”<“下糸”、の様に下糸の方が太かったり、下糸の方が2番手以上細い場合はNGです。(例えば上糸が8番で下糸が30番はダメ等々・・・、この場合下糸は8番か20番ならOK)

『上糸編』でも記載しましたが、ステッチが上手かそうでないかは差ほど問題ではありません。

それよりも、セッティングがしっかり出来ているか?の方が重要です。
ミシンは機械ですから、当然手縫いよりも圧倒的に早く、また正確で美しいステッチが出来るのですが、扱うのはあくまで人です。

扱う人が正しくセッティングしてあげなければ、無駄な時間が掛かりますし、当然綺麗なステッチになりません。

上糸・下糸のセッティング及び試し縫いは慣れてしまえば、トータル2〜3分程で済みます。
しかし慣れていない方や、ミシンが久しぶりで忘れてしまっている方は10分〜20分、下手すると30分以上掛かってしまう方もいらっしゃいますので、こちらも参考にしていただければ、と思います。
posted by tomo at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 鞄づくりの基本

2019年03月26日

フタが交換できるハンドバッグでカービングにも初挑戦!

これまで3足の靴を完成させてきたTさん。

“今度はバッグを作ってみたいっ”ということで、ハンドバッグ作りに挑戦です。

TIさんショルダーバッグA.jpg

なにやら、ご自身で購入してきた『型紙キット』を使い、その通り作っていくみたいですね・・・。

TIさんショルダーバッグ@.jpg

形としては、前胴・背胴の2枚だけ、つまりマチの無いシンプルな作りのハンドバッグですが、胴に“ダーツ”と呼ばれる加工を施すことで、立体的にする構造のようです。

TIさんショルダーバッグB.jpg

サクサクっと表側と内装&見付けを縫い合わせ、後はカブセ(蓋)のみとなりましたが・・・、

ここで、

“カブセは取り外し可能な作りなので、カービングもやってみたいっ!”

と、

TIさんショルダーバッグC.jpg

カービングにも初挑戦です。
まずは、端革で練習中・・・。

TIさんショルダーバッグD.jpg

因みに履いているジョドパーブーツは前作・・・。
しっかり履いていただいているみたいですね。

TIさんショルダーバッグF.jpg

お〜、いい感じです。
カービングは初めての方でも、それなりの仕上がりになるのが、面白いところです。


TIさんショルダーバッグE.jpg

と、ここで一つ問題が発生・・・。

TIさんショルダーバッグG.jpg

カブセが外せる仕様になっているのですが、その『型紙キット』の説明書によると、いわゆる“バネホック”での付け外し仕様で、#5のバネホックを打つような指示となっております。

正直最初見たときに、“バネホックで大丈夫かな・・・”と、ちょっと心配だったのですが、案の定、蓋が簡単に外れてしまう模様・・・。

TIさんショルダーバッグH.jpg

ホックの打ち方にも若干問題ありといえばあるのですが・・・、
ただこれだけしっかりした革でのカブセでは、仮に上手く打てたとしても外れてしまうと思います。

ここは、“バネホック”ではなく“ジャンパホック”でしょっ!と・・・。


この辺りは、キットの販売元さんも、もうちょっと考えてほしいところですね・・。

TIさんショルダーバッグI.jpg

ということで、再度入れ口を解き、ジャンパホックに打ち直しです。

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“くい切り”という道具で、軸を切断し、

TIさんショルダーバッグK.jpg

本体側にジャンパホックを打ち直しです。

TIさんショルダーバッグL.jpg

こちらがジャンパホック(#7070)です。
小銭入れなどの小物類であれば、開閉に力を入れ過ぎると革(フタ)が伸びてしまったり変形したりするので“バネホック”の方が適しておりますが、このようにしっかりした革でのカブセで、尚且つ普段の鞄の開閉ではなく、2way仕様で基本は付け外しをしない部分はジャンパホックでないと駄目だと思いますが・・・、販売元さん、いかがでしょうか?

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と、なんだかんだで、カービングも染色まで進みまして・・・、

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完成〜!

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こちらが背胴側・・・、ジャンパでしっかり固定です。

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こちらはカービング仕様のカブセを付けたバージョン。
フタは隠しのマグネットで閉じられる仕様となっております。

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鞄作りに目覚めたTさん。
この後かばん教室に編入し、基礎からやってみたいっ!と意気込んでおります。
posted by tomo at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房

2019年03月14日

春のペンケース祭り!

もはや、毎年恒例となりつつある、Kさん“春の〇〇祭り”・・・。

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毎年この時期になるとなぜか同じものを大量に作成し、周りのお友達に配る模様・・・。

因みに昨年はこちら、

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“サッとティッシュが取り出せる”ポーチ・・・。

ポケットティッシュは勿論のこと、ファスナーを空ければマスクや目薬など、ちょっとした小物も収納できるという、花粉症の方にはとても嬉しいポーチですね・・。

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5つも作成・・・。昨年の“花粉症の方限定!春のポーチ祭り”は大盛況だった模様・・・。


でもって、今年はなぜか“春のペンケース祭り”を開催中です。

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マチ無しのシンプルなモノから、筒型で自立するモノまで・・・、

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こちらの筒型はどうもお子様用だそう・・・。
学生さんは蛍光ペンやら定規やら、いっぱい入った方が喜ばれるようです。

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逆に大人用は、あまり大きすぎると敬遠されるようで、ペンが1~2本入る程度のものが重宝されるとのこと・・・。

なるほど・・・。

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こちらは、チョット変形パターン・・・。

現在6個ですが、本日また同じ型紙で革を裁断し始めましたので、まだまだ春のペンケース祭りは続く模様です。
posted by tomo at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房

2019年02月24日

レザーカービングが止まらないっ!

タイトルの通り、最近カービングばっかりやってます・・・。

この頃、“新書版”の本を読むことが多く、新書用のブックカバーが欲しいなーと思っていたので、

カービングブックカバー@.jpg

これまでよりも、ちょい複雑なデザインで作ってみることに・・・。

カービングブックカバーA.jpg

でも、かなり慣れてきたようで、上の写真の1図面程度なら3時間程で完成できるようになってきました。

“バックグラウンド”と呼ばれる背景部分に染料を入れていき、

カービングブックカバーB.jpg

この“横断幕”みたいなところはどうしようかしら・・、と色々悩んだのですが、

取り敢えず、屋号くらいは打てるようにしておいた方がいいかな・・・、ということで、

カービングブックカバーC.jpg

筆記体で“Sakai workS”・・・・、読めますでしょうか?

カービングブックカバーD.jpg

アンティークペーストで色を入れて、

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完成〜!

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53_thumb.jpg

教室のときもずっとやっていると、他の生徒さんも影響を受けて、

TIさんショルダーバッグC.jpg

MSさん手帳カバー@.jpg

carver男女が急増中・・・、なこの頃・・・。
posted by tomo at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 鞄・小物作り

2019年01月16日

レース革でかがり縫いの革小物たち

靴やカバンを作った後、ちょっとした革小物を作りたい、という生徒さんが結構います。

トートやハンドバッグ等、ちゃんとした鞄だと完成までに3〜6か月程掛かりますし、靴に至っては半年~1年近くも掛かるものもあります。その間、モチベーションを維持するのも大変です。

なので、

『次の靴に取り掛かる前に、“ちょっとひと休み的な・・・” なにかサクッと作ってみたい』

という気持ち、よくわかります。


ということで、大作の間に皆さんが作りがちなもの、いくつかサンプル作ってみました。

コインケースかがり縫い@.jpg

まずは、コインケース・・・。
昨年から始めたカービングも、練習がてらチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
革好きなら絶対ハマると思います。

コインケースかがり縫いA.jpg

経験値の浅い最初の頃は、“ミシンがちょっと苦手・・・”という方もいらっしゃいますので、せめて中休みの間位はミシンを忘れて、“かがり縫い”をしてみるのも面白いと思います。

コインケースかがり縫いB.jpg

こちらはキーホルダー・・・。

キーホルダーかがり縫い.jpg

こちらも、ヌメ革に刻印(カービング)を施したものです。

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革素材そのものを自分のオリジナルにしていく、という面白さがあります。

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先程のコインケースの仕上がり・・。

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2つとも“アンティークペースト”を使って染めています。
通常の液状の染料ですと、塗りムラなどが出て少し難しい部分もありますが、こちらはペースト状のものを全体に塗り付け、その後すぐ拭き取ることによって、革の凸凹に陰影を出していくものなので、初めての方でも比較的綺麗に染めることが出来ると思います。

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かがり縫いも、写真付きの手順書のようなものがありますので、そちらを見ながら進めていけば、通常の手縫い作業よりも簡単に、綺麗に仕上げられると思います。

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こちらは名刺入れ・・・、

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是非、興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

posted by tomo at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 鞄・小物作り

2019年01月15日

デザインが気に入ったのですが、合皮なんで・・・。

こちら、海外旅行中に偶然見つけたという黒のトートバッグ・・・。

ブラックトートオーダー@.jpg

表題の通り、シンプルなデザインと、トートの割にカチッとしたフォルムがお気に召されて購入したのですが・・・、

ブラックトートオーダーA.jpg

どうも、素材が合皮だったようで・・・、持ち手が割れる割れる・・・。

ブラックトートオーダーB.jpg

よく見てみると、持ち手以外にも負荷が掛かる部分には所々にひび割れが・・。

購入してまだ数年しか経過しておらず、また使用頻度もそれほどでも無いのに・・・、ということでしたが、合皮あるあるですね・・・。

合皮は素材そのものが製造されてからどんどん劣化が始まる素材です。
“このバッグが作られてから”、ではなく“素材が出来てから”既に始まっているということですね。

なのでメーカーさんのほうで素材を大量に発注し、仮に3年寝かせられていれば、もし新作として購入してもその時点で既に3年劣化が進んでいる、というわけです。

特に今回の様に“ハードタイプ”の合皮は、“割れ”が顕著に出てきてしまいます。

ということで、同じデザインでオーダーです。

ブラックトートオーダーC.jpg

革はやや堅めの黒のカーフ素材を使います。

ブラックトートオーダーD.jpg

オリジナルの作りは、ステッチが全て“平縫い”となっている模様・・・。

トートバッグ等は一般的に“内縫い”仕様が多いのですが、このようなハードな素材ですと、最後ひっくり返すことが出来ないので、全て“平縫い”仕様になっております。

“八方ミシン”があれば、ハード素材でも“平貼り・平縫い”仕様で進められるのですが(現物のステッチはミシン仕上げとなっております。)、うちはアームミシンのみなので、依頼主さんに了解を取り本体部分は全て手縫いにて仕上げていくことに・・。

ブラックトートオーダーE.jpg

底面の構造も一般的なトートとは少し変わっています。

ブラックトートオーダーF.jpg

また、カチっと自立させるには堅さが不十分なので、革の芯材(ナンポウ)を入れております。

ブラックトートオーダーG.jpg

最後に“根革”と持ち手を仕上げ・・・、

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完成〜!

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因みに、こちらもオーダー品。持ち込みのネイビーの革を使って姉妹で使えるように、と同じサイズ・デザインで2つ。

ネイビートートオーダー@.jpg


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2018年12月19日

Kさん、anelloのリュックを革で作る。

昨年、大ヒットした“anello”のリュックサック。

口金が入ったファスナー付きの入れ口が“ガバッ”と開くことにより、荷物の出し入れがし易いようで、いわゆる業界でいうところのF1〜2層を中心に、相当売れたらしいです。

革等の高い素材を使わず、ひとつ2000円~5000円以内という廉価なのも、ヒットした一因のようですが・・、

KYさん口金リュック@.jpg

今回Kさんは、このアネロのリュックを革を使って作る模様です。

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まずは口金作り・・・。
理想的なカーブの型紙を作り、市販の口金の角度を替える為、ヴェンダーという道具を使って曲げていきます。

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元の金具は、縦と横のラインが垂直でしたが緩やかな鈍角に仕上げていきます。

また、4か所曲げるわけですが、全て統一されたアールにしなければならないので、型紙作りは重要です。

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この辺は、“ダレスバッグ”の口金作りと同じ考え方ですね・・・。

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革は以前ご自身で購入し、まだ大分余っているという型押し革をメインに使っていくようです。

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各パーツの下処理・・・。
ヘリ返しや、ファスナー・持ち手等の取り付け作業をし、

KYさん口金リュックG.gif

胴を繋げます。
構造としては、“分割通し胴”ですね。

KYさん口金リュックH.jpg

裏地を付けた横マチと通し胴に内縫いを掛け・・・、

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本体が仕上がりました。

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最後に入れ口にファスナーと口金を取り付け・・・、

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完成〜!

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なかなか複雑な構造でしたが、型紙からほぼ自力で作り上げた渾身の一作。

是非、周囲にガンガン自慢してください。
posted by tomo at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房

2018年12月07日

22作目、2WAYショルダーが完成〜!

革小物も含めると、今作で22作目になるAさん・・・。

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お気に入りの、自前のシボありピンクベージュの革を使って2WAY仕様のショルダーバッグを作成中です。

AEさんショルダーバッグ@.jpg

前後の胴に、ベルトを水平に縫い付け、ハンドバッグとしても使えるような作りみたいですね。
ワンポイントの“ショッキングピンク”が差し色として効いてます。

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今回は、初めて“舟底”マチの構造にも挑戦・・・・、
また、胴の下部には“ひだ”とか“タック”と呼ばれる、素材の一部をドレープ状に加工する技術も施してます。

相変わらず、好奇心旺盛で研究熱心です。

AEさんショルダーバッグC.jpg

最後に、ショルダー用のベルトを仕上げ・・・、

AEさんショルダーバッグD.jpg


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完成〜!

ピンクベージュとゴールドの金具で、上品な雰囲気に仕上がりました。

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Aさん、流石にもう当面は作りたい鞄が無くなったようで、次回からはついに靴作りに挑戦です。

posted by tomo at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房

2018年11月30日

レザーカービングに挑戦っ!

先日、とあるご縁で、“カービング”で使用する“刻印”をいただきました。

レザーカービング練習H.jpg

しかも、こんなに大量に・・・。全部で70本以上あります。

レザーカービング練習I.jpg


因みにこちらが、“B:ベベラ”という種類の刻印のようで、線上に傾斜を付ける為のもの・・・。
この他、A:バックグラウンド(つぶし)、P:ペアシェダー(陰影)、V:ヴェンナー(葉脈)等々、A〜Zまでの用途別、更には大きさや微妙な形状の違いなど、全部で400種類以上あるようです。

その他、ラインを引く“スーベルカッター”や打ち台等も一緒に頂いたので、チョットやってみようかな・・・と・・。
昨日・今日とお休みだったので、早速“カービング”の本を購入し、色々と試してみることに・・。

レザーカービング練習@.jpg

まずは簡単な図柄で・・・。

バラのつぼみですね・・。
まずは本を見ずに、自分の感性で・・・。

レザーカービング練習A.jpg

ハハハ・・・、なんだか、それっぽくなりました。チョット面白いかも・・。

しかし、やはり基本は大事です。
今度は本をよく読み込んで、どこにどのような刻印を打っていくのが理想的なのかを確認しながら・・・、

レザーカービング練習B.jpg

もう少し複雑な図柄に挑戦・・。カービングの定番模様、花と葉の組み合わせです。

まずは、カッティングをし、

レザーカービング練習C.jpg

C:カモフラージュと、P:ペアシェダーを茎や花びらに打ち込んでいきます。

最初は、本に書いてある通りに意味も考えずに打っていきましたが、ある程度、法則性があるようです。

レザーカービング練習D.jpg


B:ベベラも、すべてのカッティングラインにやみくもに打っていくわけではなく、花びらや葉っぱを立体的にとらえ、どちらが手前になっているのかを考えながら打っていくと、どのラインのどちら側に打っていくのかが、少しずつですが分かってきました。

レザーカービング練習E.jpg


次はコーナーデザインとして、バラの花・・・。

レザーカービング練習F.jpg

前作の輪郭では、ベベラの刻印同士の間に変な放射状の筋が目立ちますが、これはひとつひとつ独立して打っていた為、このような線が付いてしまいましたが・・・、

いわゆる“連打”しながら、スムースに移動させていくと、この線が消えることが分かりました。

レザーカービング練習G.jpg

今日初めてカービングを体験し、3〜4時間ほどで3つの図案で練習してみましたが、なかなか面白いですね・・・。

今後、バッグや革小物、また靴にも取り入れてみようと思います。
posted by tomo at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | レザーカービング

2018年11月20日

レーシングポニーを導入〜!

靴歴5年のOさん。

OYさん小銭入れ@.jpg

今回は靴を離れ、小銭入れを作ることに・・・。

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ネイビーのタンニンレザーを使い、いい感じで進めてます。

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糊で貼り合わせ・・・、

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手縫い用の穴を“菱目打ち”という道具を使って開けていきます。
ピッチは3・4・5・8oとありますが、今回は4o仕様で行うようです。

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でもって、チクチク、チクチク・・・。

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いい感じで仕上がったようで、
“今度はもう少し難易度の高い財布にチャレンジしたいっ!!”
※スミマセン、仕上がり写真撮り忘れました・・。

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ということで、早速、2つ折り財布に取り掛かります。

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こちらのカード段や、

OYさん2つ折り財布B.gif

小銭入れのパーツはミシンでサクッと縫い上げました。

最後、本体廻りも当初はミシンで縫うつもりだったようですが、各パーツの“漉き”が不十分だったよう・・・。

場所によっては4o近くの厚みになってしまったので、ミシンをあきらめ、手縫いにすることに・・・。

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ということで、レーシングポニーを導入〜っ!!

OYさん2つ折り財布D.jpg

手で持たなくても安定している為、格段に“縫い”の作業がはかどります。

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ということで、完成〜!

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なにやら“金運が上がる色”ということで、黄色と青のお財布が完成しました。

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ついでに私も、“馬蹄型コインケース”の試作を・・。

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posted by tomo at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 教室・工房